コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「それよりさ、どっか行かない?
マップもらってきたんだ。」
桐山くんがベットにマップを広げ
その周りにわたしたち四人が群がる。
「あんまこの辺、見るとこなくない?」
この近くには田んぼと海しかないみたい。
「この、お散歩コースとか回るのは?」
「え~~俺、歩くのやだ~!」
「じゃあ、どうするの?」
自分の意見に即文句を言われてちょっとムッとする律子。
「部屋でトランプ!」
「それ、沖縄来た意味ないし~。」
平野くんってば、怠け者なんだな。
「とりあえず、この浜でも行ってみる?」
ホテル所有の浜をさす桐山くん。
「それくらいしか、ないよね~。」
でも、混んでそうだな~。
まあしょうがないけど。
「じゃ、5分後にもう一回インターホン鳴らすから
準備しておいて!
ほら、行くぞ。栄一!」
「はいはい。んじゃ、また後でね~。」
ヒラヒラと手をふって
早々に帰っていった。