コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~



「うわ~~~きれい!!!」


隣で感激の声をあげている倉持。




長い髪を左耳の上あたりで結んでピンクのシュシュをつけている。

髪をあげているせいで見えているうなじ。

ふわふわのトップスと、黒のショートパンツからのびる
細く白い手足。


ちょっとその格好は・・・・・



俺はさっきから海より倉持のことが気になって仕方なかった。




涼しげな風が倉持のしばっていても胸元まである髪をなびかせる。

その風を気持ちよさそうに全身に受けて微笑んでいる。



「きれい・・・・。」


「ね!ホント綺麗だね!!」

と相手は振り返る。


「え!?あ、うん・・・・。」



今、つぶやいたのは

あたりまえだけど海に対しての感想じゃない。




「倉持、寒くない?」

「え?寒くないよ~

10月だっていうのに、沖縄はあったかいね!」


「そ、そうだな・・・・。」



はあ・・・・

上着を羽織ってくれる気はないらしい。




いや、そのほうが俺をなおあったかいんだけどね。


この倉持を見ていると、体の奥から熱がわいてくるから。




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