コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~

「むーーー!」



しょうがなくわたしは腕を離す。



すると、満足そうにまた雑誌に意識を集中させている。





「もう!

あ!そろそろ、学校行かなきゃだよ?」


ふいに時計を見るともう8時前だ。



「だるいこと言ってんじゃねーよ。」



「だるいことじゃない!
大輝、ただでさえ出席日数ギリギリなんだから、ちゃんと行かなきゃ。」



一瞬わたしを見て、また雑誌に視線をもどす。



「大輝!」



わたしは大輝から雑誌をとりあげた。



「・・・ってめぇ。」



普通の人なら泣いちゃうような鋭い視線。


これも慣れてるから全然平気。





「学校!ほら、早く用意して。」



わたしも負けず劣らず睨み返した。

















< 4 / 833 >

この作品をシェア

pagetop