コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「へえ~。
栄一より、かっこいいってどんだけや?
そんなにすごいんか?」
と今度はわたしに聞く。
「ん~?すごい、のかな?
よくわかんないよ。」
「すごいよ。」
首をかしげるわたし。
断言する栄一くん。
普通、彼女なら断言すべきじゃない?
ちょっとした後悔。
「俺も会ってみたいな!!」
「ふふっありがとう。」
無邪気に笑ってそう言ってくれる千里くんが嬉しくて
わたしも素直にお礼を言った。
「よし!!
とりあえず、今日はじゃんじゃん食おうぜ!!
俺、栄一とももっと仲良くなりたいわ~。
おまえのこと、なんか気に入った。」
「はあ?」
大きな子供?
と疑いたくなるほど、千里くんの物言いはストレート。
栄一くんも呆れている。
「今日は、俺らが友達になった記念日や!!」
立ち上がって、栄一くんの肩を組みに行く千里くん。
栄一くんも、迷惑そうながらも楽しそうで
その食事会は大いに盛り上がった。