コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「だって栄ちゃんは見るからにって感じだよな!」
敏樹くんってば、いつのまに"栄ちゃん"呼び?
「敏樹くんに言われたくないけど!?」
栄一くんは"敏樹くん"なのか。
「俺?俺はかなり一途な方よ?なあ?大輝。」
「・・・・。」
なにも言わず嫌そうに睨むだけ。
「ほら!大輝も『敏樹くんは女たらしだ』って言ってんじゃん!」
ああ・・・・。
そんな話してたの。
「なんも言ってないじゃん!」
「目が言ってるの~。」
目の前の二人、なんだかタイプ一緒っていうか・・・・
それに比べて桐山くんはおとなしい。
大輝は、おとなしいって言うより
ただ無口。ひたすらに。
今思うと、
この場にいろんなタイプの男の子が揃っている。
よくここまで揃ったよね。
そもそも偶然にこんなに揃うなんてむしろ奇跡だよ。
しかも、みんな・・・・
顔が良いっていう。
もし、わたしが大輝と付き合ってなくて
この状況にいたら
きっとドキドキだったんだろうな~。
そんな感じで
まあ平和で、とっても楽しい食事会は続いていった。