コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
学校が終わって
律子といつもどおり帰る。
「へえ~不良高校も修旅とか行くんだ~!?」
「行くみたいだね・・・・。」
「あれ?なんかテンション低くない?
いつもだったらあたしが『不良』って単語言っただけですごく怒るのに。」
・・・・はあ。
もうなんでもいいよ。
このときのわたしは、
大輝がしばらくいないという現実を改めて実感して
ブルーになっていた。
大輝がいない。
帰ったって大輝がいない。
せっかく沖縄から帰ってきたばかりだっていうのに。
それに大輝も大輝だよ!!!
どうしてそんな大事なこと、もっと早く言ってくれなかったの?
朝の怒りがまたよみがえる。
そして、大輝がいないことにまたしょげ
怒るどころじゃなくなり・・・・
そんな変なループ状態に陥っていた。