コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「じゃあ・・・・さ。」
桐山くんが、めずらしく少し緊張したようにわたしを見てくる。
「な、なに?」
そんな凝視された経験はあんまりない。
だから、なんだかこっちまで緊張してくる。
「俺が、医者になってやろうか?」
・・・・は?
医者?
「どういう意味?
わたしのこのお馬鹿な頭を治してくれるの?」
「いや、言い方が悪かった。
治すのは、不可能。」
「っな!そんな言い切らなくったって・・・・。」
そんなわたしを見てまた笑う。
ホント、よく笑う人だな。