コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~



「じゃあ・・・・さ。」



桐山くんが、めずらしく少し緊張したようにわたしを見てくる。


「な、なに?」

そんな凝視された経験はあんまりない。



だから、なんだかこっちまで緊張してくる。





「俺が、医者になってやろうか?」




・・・・は?


医者?




「どういう意味?

わたしのこのお馬鹿な頭を治してくれるの?」



「いや、言い方が悪かった。
治すのは、不可能。」



「っな!そんな言い切らなくったって・・・・。」



そんなわたしを見てまた笑う。


ホント、よく笑う人だな。







< 59 / 833 >

この作品をシェア

pagetop