コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「てか、桐山くんって苦手な教科あるの?」
「あるある。
天才じゃあるまいし。」
「そっか~例えば?」
「う~~ん・・・・英語、とか?」
「うそだーー!!
毎回小テスト満点の人がよく言うよ。」
「いや、毎回ではないから。」
そう否定してるけど
わたしが見た限り、毎回だよ?
「それでも、毎回1,2点のわたしよりはマシでしょ?」
「それは、おまえが勉強しないからだろ~?」
「だって、めんどくさいし。」
それに、家では、できるだけ大輝と一緒にいたいし。
「はぁ。やっぱり一緒に勉強するぞ!
なんか、倉持、ほっとくと留年しそう。」
「失礼!!まだそこまではいってないよ!」
「うん。だから、いく前に手打っこう。」
「・・・・っもう!わかりましたよ。
勉強、教えてください!」
あきらめてそう告げると、桐山くんは満足そうに、
そして、とてもうれしそうに笑っていた。