コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
わたしの姿を見て
突き放すように手を離した。
そして、またわたしを見下ろす。
「徹平の味方すんのかよ?」
「そうじゃなくて!!
暴力はだめだから・・・・。」
「もとはと言えば、おまえが原因だろ?
そんなこと言うなら
俺が手を出したくなるようなことすんな!」
その通りだ・・・・
その通りだけど、
「どうしてわかってくれないの?」
思っていたことがそのまま口に出てしまった。
「・・・・ああ?」
ばっちり大輝にそれは聞こえていて
睨まれる。
「違うって言ってるじゃん!!」
涙の浮かんだ目のまま大輝を見る。
「どう違うんだよ!?
おまえがしたことはそういうことだろ!!」
ちがう・・・・。
そうだけど、でもちがうの!!!