コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「ちょっと、永山と知り合いなの?」
友達の声が俺にも聞こえてくる。
「うん!す、好きな人・・・・っっ」
なんでそんなはっきり言えるんだ?
おまえには羞恥心がねえのかよ。
と少し呆れてしまう。
「はあ!?」
その友達の声が廊下に響いた。
「やめときなよ!あんな不良。」
さすがにそのボリュームで言われると腹が立って
そいつを睨んでしまう。
「ひっ・・・・・」
一瞬おびえた表情をして
「ほ、ほら見てよ・・・・。」
とあいつに降る。
あいつも同意するだろう。
俺はすぐ人を睨む。
そういう人間だ。
ただの不良だ。
わかったら、さっさと変な夢から覚めればいい。