コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
とりあえず、視線をそらそう。
でないと頷いてしまいそうになる。
「ちょっと考える。
家族にも言ってみる。」
「うん!!」
綾菜は嬉しそうに、それこそ鼻歌でも歌いだしそうな勢いだ。
なんでこいつはこんな・・・・いつでも呑気なんだよ。
こんな奴をてめえの女にしたのはこの俺自身。
なら、俺が最後まで責任もたねえと。
綾菜と一緒に住む
のなら、かなりの腹をくくらねえと。
そのための時間だ。
それに、ちゃんと綾菜の両親とも話さないと。
大事な一人娘なんだろう。
傷物になんてできない。
少なくとも、ちゃんと責任が持てるような歳になるまでは。
こういうことは、男の方がきちんとしなきゃなんねえだろ、やっぱり。