コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「ありがとうございます!!」
俺は再度頭をさげる。
「綾菜も、男の趣味がいいわね。
わたしに似たんだわ。」
母親がうふふと笑う。
俺は、なんだか照れくさくて目をそらし少し頭をさげた。
「それから、バイトなんてしなくていいよ。
また、大輝くんのご両親ともお話するつもりだけど
キミはまだ学生なんだから、勉学に集中しなさい。」
「いや、でも・・・・」
そうすると、経済的負担が重くなる。
「子供は余計なことを心配するものじゃない。
経済面は、大人に任せなさい。」
「・・・わかりました。すいません。」
俺がそう言うと、父親は満足そうに頷いた。
嗚呼・・・・
なんか、綾菜がどうやって育ってきたのかがわかる。
こんな温かい両親に囲まれて
大切に大切に育てられてきたんだ。
だから、綾菜自信も周りの人を包み込むような温かさを持っている。
愛情を与えられてきたから
他人にも愛情たっぷりに接することができる。
俺、いい女捕まえたな・・・・・。