コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
泣き止んだときには、30分ほどが経過していた。
大輝・・・・怒ってるかな?
「落ち着いた?」
「あ、うん・・・ごめんね、ありがとう。」
温かいカフェオレをだしてくれる栄一くん。
女の子の扱いが慣れてるな。
でも、栄一くんはもとから優しいもんね。
「美味しいね・・・栄一くんがいれたの?」
彼以外いないのに、何言ってるんだろわたし。
「うん、そうだよ。」
それでも、普通に肯定して笑ってくれる。
「はあ・・・おいしい・・・・。」
なんていうか、これが心にしみるっていうのかな?
すごくホッとできる味。
思わずもう一度おいしいと言ってしまった。
「それはよかった。」
栄一くんも自分のぶんを一口飲んで頷きながらまた笑った。