コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「綾菜・・・・・」
切なそうに名前を呼び捨てにされ
体中に電気が走った。
耳元に感じる吐息ひとつひとつまでが
栄一くんの孤独感の表れのような気さえしてくる。
「俺にしなよ・・・・。」
かすれた声。
「俺なら、ずっとキミを好きでいられる。
言ったでしょ?キミのためならなんだってするよ。
悲しい思いなんてさせない。泣かせたりもしない。
ずっと、キミだけを見続ける。」
熱い息と共にささやかれる甘い言葉。
「好きなんだ・・・・
本当に。
愛してるんだよ・・・・・。」
栄一くん・・・・・
「お願い。
俺のそばにいて。
キミがいれば、俺はそれでいい。」