コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~

「綾菜・・・・・」



切なそうに名前を呼び捨てにされ

体中に電気が走った。




耳元に感じる吐息ひとつひとつまでが


栄一くんの孤独感の表れのような気さえしてくる。






「俺にしなよ・・・・。」


かすれた声。




「俺なら、ずっとキミを好きでいられる。

言ったでしょ?キミのためならなんだってするよ。

悲しい思いなんてさせない。泣かせたりもしない。


ずっと、キミだけを見続ける。」




熱い息と共にささやかれる甘い言葉。




「好きなんだ・・・・


本当に。

愛してるんだよ・・・・・。」




栄一くん・・・・・






「お願い。

俺のそばにいて。


キミがいれば、俺はそれでいい。」




< 731 / 833 >

この作品をシェア

pagetop