コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「見舞い70、邪魔30ってとこかな~?」
「逆だろ?」
「ええ~~どうだろ・・・・?」
邪魔?
「邪魔?」
わたしの心の声と徹平くんの声が重なった。
「徹平くんもそのために来たんでしょ~?とぼけるのやめなよ。」
嫌そうに徹平くんを見るのは遥太くん。
「なんだよ、とぼけるって。」
「え~~?本当にわかんないの~?
綾菜先輩と永山さんをだよ!
ちょっとでも二人の時間を削ろうと思って・・・・」
「おい、遥!!」
栄一くんの焦り声に、遥太くんは慌てて口をおさえる。
「・・・・・やっぱりな。」
どすんと重い大輝の声がこだまする。
その声のあと、しばらく沈黙になった。