コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「だってさ~~
別にこれくらいよくない?」
いきなり栄一くんが開き直ったように言う。
そして、隣にいるわたしの髪を左手で弄びはじめた。
「おい・・・・。」
「いいじゃん!大輝は付き合ってるんだから~。
髪の毛くらいでケチケチすんなよ。」
栄一くんも今度はひるまなかった。
「あ~栄ちゃんずるい~~。僕もさわる~!」
「きゃ!!」
遥太くんはそう言うと後ろからどーんと抱きついてくる。
「おい!遥・・・・!!!」
桐山くんも慌てて近寄ってきて遥太くんを引き剥がすが
「やだやだ~~!!」
となかなか離れない。
「遥太!綾菜さんの迷惑になることは俺が許さない!」
桐山くんに徹平くんが加勢。
「い~~や~~~~~だ~~~!!!!」
もっとぎゅっとしがみつくため
わたしは苦しくて仕方ない。