家庭教師に恋した男子生徒

「お前が教師?笑わせんな!

前にも言ったろ?見た目が幼稚」

眼鏡を、クイッと直す聡。

  よ う ち ? な に ?

「え。」
私幼稚なんだー。へー。

「なんかさ色気がないよな」
私色気がないんだー。

色気がないだ?

「あ。」

ここまで言われるともう。

「だけどさ」

帰ろう。うん、帰ろう。

「帰ります。お世話になりました」

「なにいってんだよ(笑)」

と立ち上がった私の手首をつかみ
ニコッと笑った。

ドキドキ

なんだろう、この感じ

「聞けよ、でもなんかさ、

新鮮な感じ?すげーいいよ?
そんなお前も嫌いじゃねぇし」

はひ?ふ?(笑)

嫌いじゃないの?




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