ほっこり短編集☆
前の生活場所へと向かうと、そこにはゲンさんがいた。前より顔色が悪くなっていた。

「ゲンさんよ、久しぶりだな」

「ゴロウさん、会いたかったよ。久しぶりだな」

「ゲンさん、すっかり綺麗な服着てるじゃねえか。どうしたんだ~それ」

「まあちょっくらな、良いことがあってよ」

「なんだ~そりゃ。最近ちょっと食えなくてよ、廃棄弁当貰ってきてくれねえか」

「おう、ちょっくら待っててくれ」
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