揺るがない愛が 此処にほしいよ



小さな小屋だと思っていたが

ロッジのような、立派な海の家だった




「あれ、ヒカルちゃん?」


海の家の影から、サーフボード片手に
引き締まった上半身をさらけ出した

色黒な男性が現れた



「あーっ!ナツ君♪」



名前を呼ばれたヒカルは反応を示す




その、ナツ君と呼ばれた男は

砂浜にボードをさして、こちらに歩み寄ってきた




「あ、お友達?」


「うん!ルカって言うの」


『は、初めまして。ルカです』


「初めまして!この海の家の長男のナツです♪よろしく」





これが、ハマサキ ナツ(29)との出会い


< 10 / 13 >

この作品をシェア

pagetop