メニューのないレストラン
お粥。act1より。
皆さん、こんにちは。新規のお客様は、初めまして。私はオーナーの葛西 隆と申します。ご来店まことに有り難うございます。
初回から誠に申し訳ないのですが、まず最初にお客様にお詫びせねばならないことがございます。本来であれば、日本・アジア料理の担当である三木が、お粥の歴史解説をすべきなのですが、本人いわく「恥ずかしい」とのことでして、僭越ながら私が解説することになりました。よろしくお願い致します。
では、粥(かゆ、かい、しゅく)でございますが、こちらは、米(うるち米)、粟、ソバなどの穀類や豆類、芋類などを多めの水で柔らかく煮た料理とあります。粥の上澄み液を重湯(おもゆ)といいますよね。英語ではポリッジ、またはライスポリッジと呼ばれています。
穀類、水、熱源、鍋があれば簡単に調理できる料理で、消化がよく、体も温まることから胃腸が弱っているときや風邪などの病気の際に食されることが多いことはお客様もご存知のことと思います。
他には離乳食、精進料理(三木談)としても利用され、専門店も存在しております。