しみる恋。

「わかった。近寄らないよ。これで良い?」


一瞬だけ、沙穂の警戒心がほどけた――。


「そのかわり――と、言っちゃなんだけど……」


ギッと、沙穂の瞳が光った。


< 14 / 141 >

この作品をシェア

pagetop