［続］愛しき人

「課長！！どういうことですか？どうして、課長の家で美咲さんが飲むんですか？課長とみさきさんはそういう関係なんですか？」

新人くんは大きな声で話をしていたので、課員みんなに聞こえていた…

「「ハッハッ」」ところどころで笑い声が聞こえていた・・・


課長が真顔で言い放った・・・

「すまん。そういう関係だから、美咲ちゃんには手を出さないでほしい･･･」

『へぇ？？』

「みさきさん。本当ですか？？」

「・・・・・」

『課長…いい加減にしないと、新人くん本気にしちゃうじゃないですか。』

「そうか。すまんな…冗談だ。でも言ったことの半分は本当だけど…
あいつ心配してたよ。だから手を出すなは本当のこと」

「でも、課長との関係がそういう関係じゃなくてもどうして課長の家でふたりで飲むんですか？」

「家で飲むのはよくあることだからな…まあ、二人じゃないけどな…
美咲ちゃんとは家がお隣さん同士だから…ねっ。みさきちゃん｡｡｡」

『そうですね。』

「でも、お隣さん同士？って何かやっぱりあるんじゃないですか？？」

・・・・・・

「何で、美咲がそうしとなんかあんだよ・・・・」

突然俊哉が現れ、そう言い放った！！

「専務・・・」

新人くんはびっくりした顔をしていた…

「またまた、突然のご訪問で…専務」

『専務。何かご用事でしょうか？』

「なんだよ、美咲まで…明日、パーティーが入ったから同席してもらおうと思って…そうしに確認にきたまでだ…」

『わざわざ、専務がくることないじゃないですか？電話でも良い話ですよね・・・』

「みさき。そう言うなって…これでも少ない時間調整してんだから。
それはそうと…なんで美咲とそうしがなんかあるって話になっているだ？」

課長が答えた…
「新人が勘違いしただけですよ、私と美咲ちゃんがお隣さん同士って言ったから…」

「なんだ、そうか？」

「なんだって｡｡｡そんな関係になるわけがないでしょう…」

「まあな。それはないか・・・」

「当たり前です。」

課長と俊哉の会話を聞いている私と新人くん…