[続]愛しき人
きっとみなみは泣いているに違いない…

こんな急な状況にみなみが耐えられるわけがない…

行ってあげたい…でも課長の思いを考えると行くことはできなかった…

仕事を私に託して行った課長…

俊哉は私がいたから、すぐに出ていけたのだという。

そんな課長の思いを大切に、今私のできる仕事をこなしていた…

俊哉も課長職と専務職を毎日のようにこなしていた…
朝は早くから夜は遅くまで・・・自宅に帰り、シャワーを浴びて着替えを済まして、すぐに出ていく…こんな暮らしが少しの間続いた…

私も俊哉ほどではないが、一日の睡眠時間は1から2時間程度だった。

仕事は何事もトラブルと抱えることもなく
課長が出て行ってから、1か月がたっていた…


そんなとき、私の体に小さな異変を感じていた…

なんだか、体がだるい…疲れかな??…そんな簡単に考えていた…

でも、その時は私自身もさほど、考えていなかった…

仕事を優先にしていたから…



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