[続]愛しき人
前田課長が辞めてから、さらに一カ月が経過していた…
何しろ、忙しいく継ぎていった…
俊哉は相変らす、専務職と課長職の両方を切り盛りして…
俊哉が倒れるのではないかと思った…
そんな矢先、後任人事が発表された…
”主任が課長に…”
正直、本社の企画開発部の課長になれることは出世街道に乗ったことになる…そのプレッシャーは考えるより大変なことだったと思う…
でも、俊哉から厳しい指導を受け、なんとか、課長の器に近づいたというところだろう…
本当にこの一カ月は主任は地獄のようだった。
俊哉の毒舌が復活して、主任はマンツーマンで指導を受けた…
はたから見ている私たちも気が気ではならなかった…
主任が壊れるのではないかと心配していた…
でも、そんな中、主任を支えてくれた人物がいた…
そうエリ先輩…私は気付かなかったが、
二人のこの時期に急速に距離を縮めていた…
私は忙しさから忘れていた…自分の体調の変化を…
はじめに違和感を感じてから、3か月が経過していた…