[続]愛しき人
俊哉に内緒で実家に言って愚痴ってやるぅ…


でも、一之瀬の両親・兄に話したら…

「当たり前だ。俊哉くんの身にもなってみろ!!
今だってここにいることをしらないのだろう…
まったく。自分の娘ながらあきれる…
俊哉くんに電話を…」

父の秘書が電話をしていた…


「俊哉くん、すまないね。わがままな娘で…
君に心配ばかりをかけているようだ…」

「そんなことはありません。そちらに行っていたのなら安心しました。
連絡がとれなくなっていたので、途中で何あったのかと…すいません。心配性で…」

「それだけ、娘を大切に考えてくれているってことだ…
すまないね。
それから、仕事の話しをしたいと思うが、俊哉くんは時間がとれる日はないか?」

「私にですか?何かございましたか?」

「いや。ビジネスとしての仕事の話だよ。私がそちらの会社に伺うから…社長と、とし・・いや専務のお二人の都合の付く日で構わないよ。こちらが合わせるからね。。。」

「そうですか。では社長と調整をしまして、改めてご連絡をさせていただきます…でも、私たちが伺いますが…」

「その必要はないよ。NFからの提案だから・・・こちらから伺うのが筋ってもんだよ…きを使わせたね…

今日は、この後、美咲を送っていくから…

美咲のことをよろしく頼む…」


こんなことになるなんて…思ってもみなかった…愚痴りたかったのに…
< 51 / 117 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop