[続]愛しき人
私のおなかは急激に大きくなり始めてい…

会社でもみればすぐにわかるようになっていた…

性別はまだ、不明…だけど男の子のような気がしてならなかった…

そう♪あの時の夢♪


俊哉は会社から帰ってくると、

まず、手と口を洗って…

私のおなかに手をあてて、
おなかの子供に「ただいまーいい子にしていたか??」という

私よりもおなかの子供のほうが先ってどういうことよ。プンプン

なんて、思いながら、私は顔を緩めてしまう…

『俊哉。お帰り。スーツ着替えてきて…』

「おー。分かった…無理スンナよ…」


そう!!今、私は8カ月になっていた。

病院も一之瀬の傘下にある有名病院に通っていた…

俊哉もそれのほうが、何かあった時にきちんと知らせてもらえるから安心だといっていた。・・・
この頃、やけに一之瀬の父と親密な気がする…

そう、俊哉が一之瀬の父と親密なのはこの前会社に父がやってきてから…

俊哉に何かあったのか聞いたけど、それは仕事のことだからと教えてくれなかった…
まあ、そうだよね。会社のことだから…



そんなだったから気にもしていなかった…
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