[続]愛しき人
課長が近づいてきた…
「みさきちゃん…何あったんですか?   あっ・・・」

課長も自宅使用の俊哉には気付くのが一瞬遅れていたみたい…

私は泣いているだけで、話などできる状態ではなかった…

そうしたら、彼が…
「俺たち今日から付き合うことにしたんですが、この男が俺の美咲を散りあげたんです。」

わけのわからないことを言っている…


課長も「そんなことはないだろう。お前は美咲ちゃんの彼氏じゃないだろう」と言い、彼を諭した…が…

「課長には関係ありません。これはプライベートな問題ですから…」
この男はやはり、ねじが外れているだけではなくすべてなくなっているようだ。


俊哉も課長も顔を見合わせていた…

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