聖戦獣



朝日とともに地平線が流れる。


日が昇ると同時に、戦いの火蓋は切って落とされるのだ。


『軍神』と畏れられた男はじっと昇り始めた太陽を睨み付けながら、迫りくる運命の刃を呪っている。



士気があがり始めた騎士たちなどまるで無視するかのように。



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