聖戦獣



殺意の渦中に、もはや信仰などありはしない。



「神がため」は既に建前となり、剣を振るうは畏怖に掻き立てられるが故に。


もしくは命知らずの腕試しか。


どちらにしろ脱出不可能な集団における催眠なのである。



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