Vrai Amour ~秋緒の場合~
3.お嬢様の賭け
「あ・・っ・・んんっ」
俺は千夏を自分のマンションへと連れてきた。
帰りは俺が送るからと執事に伝え、車は帰らせる。
部屋に入るなり、俺は千夏を壁に押し付け腕を押さえつけたまま唇を塞いだ。
「・・・俺のこと誘ったのはそっちなんだからな」
あまりにも従順に俺に従う千夏に少しだけ苛立つ。
「わかってる・・・」
俯いた千夏をベットルームへと連れて行く。
千夏はベットを見て、怖気づいたのか泣きそうな顔で振り返った。
「さ、先に・・・シャワーを・・・」
「そんなのいいから」
嫌がる千夏をベットへと押し倒し、再び唇を塞ぐ。
荒々しく、着ていたカットソーのボタンに手をかけたが面倒くさくて引きちぎった。