Vrai Amour ~秋緒の場合~
「・・・あ・・っん」
咲子の肌の匂いは、女を感じさせる官能的な匂いだ。
この匂いを嗅ぐと、何度したあとでもたまらなくなる。
「・・・少し・・・休憩、させて・・っ」
そう言いながらも、指を滑り込ませた咲子の中は蜜が溢れてきゅうきゅうと俺の指を締め付けてくる。
「・・・休憩?さっきまで欲しがってたのは咲子のほうだろ?今度は俺の番だよ」
有無を言わさず、自身をその中に滑り込ませる。
「・・・あっ・・・もう・・」
そうやって抱きしめて揺さぶってやると、観念したように舌を絡ませてくる。
咲子の身体はいい。
何度抱いても飽きない。
他の女とはいつも一回きりだ。
キスだってしてやらない。
それは同じ寂しさを知っている者同士だからなのか・・・・
お互いの隙間をお互いで埋めて、傷を舐めあってるだけなのだろうか・・・
とにかく、ガキには興味はない。
俺はもらった写真をそのままゴミ箱に捨てた。