お姫さまと…王子さま!?



それから、私はまだ真新しい制服に素早く着替える。



制服はすっごく可愛いんだけど……



絶対に私似合ってないよ…


けど、もう今さら落ち込んだって仕方がない!


地味な私が何着たって目立つわけじゃないしねっ…



そう思い、私はお兄ちゃん達の待ってるリビングへと向かう。






「あ、妃芽ー。おはよう!」



「おはよう。妃芽…可愛いすぎだな!」



「…はよ。制服似合ってんじゃん」



「ママ、パパ、亮ちゃん。おはようっ…」


ママとパパは、もう四十歳近くなのに、すっごく若く見える。


美男美女の夫婦だから、とてもお似合いなの!



そして、私の弟の新井 亮太-アライ リョウタ-。


亮ちゃんは、現在中学三年生でパパに似てかっこいいの。




パパもママもお兄ちゃんも亮ちゃんも、皆美男美女なのに………


なんで私だけこんなちんちくりんなの!?





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