△~triangle~

「じゃあ俺も逃げている訳にはいかないな」

そう言って困った様に笑って見せると、二人の視線が俺に向けられる。

「お父さんの所……行くの?」

「おう!」

ノラの問いにコクリと頷いて見せると、二人は複雑そうな顔をして俺から視線を逸らした。

「本当の事を言えば……やっぱり怖いよ。だけどこのままじゃ……ダメだと思う」

そう言って真っ直ぐに蓮を見つめると、蓮は俺の言葉の意味を理解したのか、小さく頷いて答えた。
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