--測定不可能--






6時ちょっと前に橋本くんとの行為は終わった。


橋本くんらしい、優しい抱き方だった。

私は嫌いではないけど、少し頼りない。





「ご、ごめんね…。みちるちゃん……。」




橋本くんはあたふたしながら、私の髪や服についた埃をはらった。



「謝るくらいなら、はじめから、しないで…?」



私が橋本くんを見つめると、橋本くんはまた謝りそうになり、慌てて口を押さえて、深呼吸をしたあとに言った。


「そ、それで……何点だった?」






< 17 / 102 >

この作品をシェア

pagetop