--測定不可能--


私はまた、時計の針の音を数え、200回を数えると同時に教室を出た。


昇降口に人はいなくて、ただ、秋の風がふきぬけていく。




靴を履こうとしていると、後ろから話しかけられた。




「あきべ!」


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