ケンカ+理解×大好き=友情

「でもさ、絶交はちょっと考え過ぎじゃない?

私はあっちゃんのこと心配だよ。

何でユナちゃんとそんなことになったんだろ……」

「ナルミは甘すぎるよ……。

あっちゃんもユナも最低じゃん!」

ミサキは《ユナちゃん》と、ちゃんづけするのも嫌みたいだ。


「ミサキの話も一理あるけど、あっちゃんの口から事情聞いてから考えようよ」

知り合ってまだ数ヶ月しか経ってないけど、あっちゃんは私たちの大切な友達だ。

ミサキのことも大事だし尊重したいと思うけど、できることなら、あっちゃんの力になりたい。

何もできることがないかもしれなくても、そう願っちゃうんだ……。

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