リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
暖かいミルクセーキを作ろうと、卵の卵黄だけをミルクパンに入れる。
小型の片手付き鍋は、一人暮らしに欠かせないアイテムだった。
卵白はあとで何かに使おうと、小さな蓋付き容器に入れて冷凍した。
マグカップ一杯分の牛乳を用意する。
卵黄に、砂糖代わりのオレンジジャムを加え、泡だて器でよく混ぜる。
通販で取り寄せている、スライスされたオレンジの輪切りが入っているこのジャムは、明子のお気に入りだった。
卵黄とオレンジジャムがよく混ぜ合わさったところで、牛乳を少し加えてミルクパンを火にかける。
弱火で、沸騰させないていどに温めながら、残っている牛乳も少しずつ加え、木べらで鍋の中をかき回し続ける。
牛乳と卵黄が混ざり、ほどよく温まったら、ミルクパンを火からおろし、できあがったミルクセーキをマグカップに注ぎ入れた。
少し考えて。
お菓子作り用にと買っておいたラム酒を、少し加えた。
甘い香りが鼻腔に広がった。
小型の片手付き鍋は、一人暮らしに欠かせないアイテムだった。
卵白はあとで何かに使おうと、小さな蓋付き容器に入れて冷凍した。
マグカップ一杯分の牛乳を用意する。
卵黄に、砂糖代わりのオレンジジャムを加え、泡だて器でよく混ぜる。
通販で取り寄せている、スライスされたオレンジの輪切りが入っているこのジャムは、明子のお気に入りだった。
卵黄とオレンジジャムがよく混ぜ合わさったところで、牛乳を少し加えてミルクパンを火にかける。
弱火で、沸騰させないていどに温めながら、残っている牛乳も少しずつ加え、木べらで鍋の中をかき回し続ける。
牛乳と卵黄が混ざり、ほどよく温まったら、ミルクパンを火からおろし、できあがったミルクセーキをマグカップに注ぎ入れた。
少し考えて。
お菓子作り用にと買っておいたラム酒を、少し加えた。
甘い香りが鼻腔に広がった。