君と一緒なら
私は早速本題に入る事にした。



「ねぇ、最近どうしたの?何かあったなら言ってよ」




私の質問に対して、



「いや、何でもないよ」




ウソ…顔に出てるもん。



いくらなんでもそれ位分かるよ。




「お願い、話して。1人で抱え込まないでよ…」



私は涙を流していた。でもそんなのどうでもいい。



「お願い…そんな苦しそうな和弥、見たくないよ…」



私の涙ながらのコトバに、ようやく和弥は口を開いた。



「ごめん…話すよ。聞いてくれるか?」



そう言って、私を抱きしめた。







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