君と一緒なら

冷たい風

その夜、私達はこの草原で話した。



「ね、和弥?」



『ん?』




「出逢ってくれてありがとう」



『突然何だよ?』



「だって、和弥が居てくれたから、私ココまで生きてこれたの。もぅ冷たい風には当たらないって思えた」



『そっか…こんな俺でも雪奈の支えになってたか』



ーー当たり前だよ…






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