君と一緒なら
最初は嫌々帰ることにしていたけど、

だんだん話すのが楽しくなって来た。

「そういえば、俺が転入して来てから、まだ話してなかったよな」

そぅ言われ、ハッとした。

「そぅだね。」

そぅ言ったけど、私はまるで、初めから知り合いだったみたいに思えた。

「これからは話そうな」
そぅ言われて、

笑顔でうなずいた。
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