君と一緒なら
それから、色々話をしてたら、すっかり暗くなってしまった。

もぅ6月だけど、さすがに9時になると暗い。

「ごめんなぁ、俺のせいで遅くなって。もぅ暗いからさ、送るよ。うちあそこだからさ、ちょっと寄っていきなよ。」

そぅ言って、彼が指した方を見ると、可愛らしい赤い屋根の家が建っていた。
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