君と一緒なら
駅に着くと、彼はもう来ていた。

「ごめんね。おそかった?」

「いや、俺が早く来ただけ。」

そう言われて、いきなり腕をつかまれた。

「今日は、俺に付き合ってな。」

そう言って、ひっぱられるように歩いた。

< 61 / 143 >

この作品をシェア

pagetop