君と一緒なら
「で?本題は?」


せかすように聞いてみた。


「う。。。えっと。。。な。。。」


和弥はとても言いにくそうだった。


そんな彼の顔が少し赤いと思ったのは気のせいかな?


「あのさ、俺、雪奈のことが、好きなんだ。」


風に乗って運ばれてきたその言葉。



え?これは、夢?現実?


私は固まってしまった。


頭の中が真っ白になった。

< 64 / 143 >

この作品をシェア

pagetop