恋愛対象外レボリューション
チャイムが鳴った


ガラガラ

タッタッタ…………



一人の男子が私の方へ向かってくる。



「あ、んじゃぁ~、真理またあとでね……」

「あ……うん。またね」



ユキはその男子を見ると、自分の席に戻っていった。



…………ガチャ



椅子をひき、私の席の前へ座る男子。



髪はボサボサ。


寝ぐせはつきっぱなし。


あと、前髪が長すぎ。


長くて前が見えるてるの?ってと思うぐらい長い。


それにちょっとダサイ黒ぶちメガネ。


あとレンズ厚すぎ!


度がきつくても、薄いレンズってあるっしょ!


そして極めつけは、



ガサガサ…………ペラペラ……




いかにも“オタク”が好きそ~な




“萌えェ~”な表紙の本……



ありえない!



教室で恥ずかしく無いの??



せめて!



せめてブックカバーぐらいかけようよ……

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