キスはおとなの呼吸のように【完】
「それでは、こちらへどうぞ」

兼田社長はフロア奥を手のひらでしめした。

視線をふると、一番奥の壁ぎわにスケルトンのガラスが一枚張られていて、フロアをふたつにわけていた。
どうやらそこが社長室兼応接室になっているらしい。
< 134 / 380 >

この作品をシェア

pagetop