キスはおとなの呼吸のように【完】
「ねえ、先輩」

そんなやりとりをしているまにも、終電の時間は刻一刻とせまってくる。

駅のなかからアナウンスが流れ、ホームに電車がすべりこんでくる音がする。

そして、あっさりと終電をのがしてしまった。
< 216 / 380 >

この作品をシェア

pagetop