キスはおとなの呼吸のように【完】
ベッドに横になったまま窮屈な低い天井を見あげる。
手が届きそうで届かない、そんな距離がもどかしい。
いつかのカズトの残念そうな顔を思いだし、大上先輩を泊めたことをわたしははげしく後悔した。
いくら既婚者で先輩だといっても、酔っている男性をうかつに部屋にまねきいれるものじゃない。
手が届きそうで届かない、そんな距離がもどかしい。
いつかのカズトの残念そうな顔を思いだし、大上先輩を泊めたことをわたしははげしく後悔した。
いくら既婚者で先輩だといっても、酔っている男性をうかつに部屋にまねきいれるものじゃない。