キスはおとなの呼吸のように【完】
「しかし……これは、ほかにもおもしろいつかいかたができそうですね。わかりました。それでは、まずはこのポストイットだけ、ためしにつかってみます。最小のロットと価格はどれくらいになりますか」

わたしは耳をうたがった。

それは視界のそとの大上先輩もおなじようだった。

一瞬間、無言の空気が社長室に流れた。
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