キスはおとなの呼吸のように【完】
わたしもカズトも常連のサラリーマンも、その場にいる誰もが身動きかなわなくなっていた。

わたしはおさまりがつかなかった。
感情で動くのは、こどもくさいのかもしれない。

けど。
カウンターのむこうで放心するカズトにいった。
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