キスはおとなの呼吸のように【完】
男性は、わたしに背をむけるかっこうで作業をしていた。
酒びんの詰まったプラスチックケースをヴァンから店内に運びこもうとしているらしい。

わたしはうしろからそっと近づき声をかけた。

「カズト。おつかれさま」
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